2006年10月16日月曜日

思い出の銘鉢(15):大助染付 雷神図丸鉢

盆栽屋.comの「思い出の名鉢」シリーズ(お客様にご購入頂きましたが)思い出深い名鉢をみんさまの鑑賞用に復刻致しました。また、この場をお借りして愛蔵者の方々に感謝申し上げます。どうぞ小鉢の勉強にお役立て下さい。


間口7.8×奥行7.8×高さ6.0cm

数ある大助作品の中でも、雷神を描いたこの染付鉢は傑作といましょう
力のこもった筆致でリアルな表現の雷神、まさにど迫力
改めて大助の絵のうまさに感動します

これほどの使い味を持ちながら
無傷完品


鉢底の様子
薄手のすっきりした磁器のボディーです


雷神拡大図
恐ろしい顔の表情、筆致に力がこもっています
細部の足の爪先の表現などにも注目


呉須の濃淡もみごとです


大助の落款が見えます

思い出の銘鉢(14):佐野大助 染付丸鉢

盆栽屋.comの「思い出の名鉢」シリーズ(お客様にご購入頂きましたが)思い出深い名鉢をみんさまの鑑賞用に復刻致しました。また、この場をお借りして愛蔵者の方々に感謝申し上げます。どうぞ小鉢の勉強にお役立て下さい。


大助の絵画力のレベルの高さを示した最高傑作の名品
間口8.5×奥行8.5×高さ6.8cm


ボディーの正確さ、時代のよさはもちろんのこと
繊細な絵画の世界は、まさに月之輪涌泉に迫るほどの力量を示しみごとです

絵鉢作家の評価は呉須(青い釉薬)絵により定まるといわれています

単色の絵の具だけで遠近感や絵の興趣を表現するため
誤魔化しがきかず、実力がたちまち表に出てしまうのです

盆栽屋.comが大助ファンの収集家のみなさんに自信を持ってお勧め致します
無傷完品


拡大図
繊細な筆致です


情緒満点の大助の世界


丹念な描き込み


拡大図


鉢裏の様子

思い出の銘鉢(13):平安東福寺 高取釉切立雲足長方鉢

盆栽屋.comの「思い出の名鉢」シリーズ(お客様にご購入頂きましたが)思い出深い名鉢をみんさまの鑑賞用に復刻致しました。また、この場をお借りして愛蔵者の方々に感謝申し上げます。どうぞ小鉢の勉強にお役立て下さい。

東福寺初期の高取名品
間口6.7×奥行5.3×高さ3.5cm

ミニ鉢とは思えないほどの重厚な存在感は
狂いのない安定感したボディーと素晴らしい発色の高取釉の魅力によるものです

東福寺の好んだ高取釉の作品中でも
群を抜いた作品であると自負しています

無傷完j品
是非あなたのコレクションにお加えください


側面をのぞく角度より


反対正面


この角度もすばらしい発色です


初期の特徴がよく出た鉢裏


鉢裏の落款

思い出の銘鉢(12):月之輪涌泉 染付山水図丸鉢

盆栽屋.comの「思い出の名鉢」シリーズ(お客様にご購入頂きましたが)思い出深い名鉢をみんさまの鑑賞用に復刻致しました。また、この場をお借りして愛蔵者の方々に感謝申し上げます。どうぞ小鉢の勉強にお役立て下さい。


間口8.6×奥行8.6×高さ5.3cm
月之輪涌泉(共箱付)の染付名品

「青華磁(せいかじ)山水図・樹鉢」
青華磁とは青や藍で描かれた染付け磁器の中国式の呼び方


箱裏


三方の足のそれぞれの構図がぴったりと決まっていて、廻り絵のどこを正面にしたらと迷うほどです

この正面は近景、中間の景、遠景とがみごとに調和した大きなスケールで描かれ
名人・涌泉の驚異的な技量が発揮されています

しっとりとした情緒のある深い趣は涌泉ならではの絵画の世界です
9cmに満たない画面状に、この大きな景色をこれほどに繊細に描きだした名品
無傷完品です


次の画面


次の画面
ここも足の位置ですから正面です


次の画面


次の画面
ここも足の位置ですから正面です

この角度を正面に考えるのが一般的でしょう
呉須の色合いも、濃すぎず薄すぎず、ちょうどいいころあいで、質感も優れています


次の画面


落款は初期の「月輪山・涌泉」
ロクロによる超薄手の品格あるボディーです


鉢裏の様子

思い出の銘鉢(11):三琇一陽 月白均釉六角鉢

盆栽屋.comの「思い出の名鉢」シリーズ(お客様にご購入頂きましたが)思い出深い名鉢をみんさまの鑑賞用に復刻致しました。また、この場をお借りして愛蔵者の方々に感謝申し上げます。どうぞ小鉢の勉強にお役立て下さい。


間口3.6×奥行3.6×高さ3.2cm

平安東福寺、平安香山とならび昭和の名工として知られる三琇一陽
渋い茶褐色の土目と温かみにある釉薬に定評があります

月の光に例えられる青味がかった白色の釉薬は
月白均釉(げっぱくきんゆう)と呼ばれ珍重されています

豆鉢のコレクターとしてまりに有名な窪寺一郎氏がこよなく愛したこの逸品
時代感よく無傷完品です


冴え渡る月光のような釉薬がみごと


鉢裏のようす

思い出の銘鉢(10):稚松愛草 高取釉切立長方

盆栽屋.comの「思い出の名鉢」シリーズ(お客様にご購入頂きましたが)思い出深い名鉢をみんさまの鑑賞用に復刻致しました。また、この場をお借りして愛蔵者の方々に感謝申し上げます。どうぞ小鉢の勉強にお役立て下さい。


間口5.7×奥行4.9×高さ1.9cm

愛草の珍しい高取釉
たっぷりと施された釉薬が登り窯の高温の炎によりよく溶け魅惑的な色調を呈しています


縁の上場、胴の上部、同じく下部と高取釉の濃淡の魅力が溢れています


愛草作品によく見られる、足部分に釉薬のくっつきが見られますが
この鉢の評価にはほとんど影響はありません


鉢裏の様子
このように鉢底まで釉薬の施されたものを「総釉・そうぐすり」と呼びます

思い出の銘鉢(9):伊藤月香 赤絵外縁切足長方

盆栽屋.comの「思い出の名鉢」シリーズ(お客様にご購入頂きましたが)思い出深い名鉢をみんさまの鑑賞用に復刻致しました。また、この場をお借りして愛蔵者の方々に感謝申し上げます。どうぞ小鉢の勉強にお役立て下さい。


伊藤月香作 赤絵外縁長方樹盆
間口13.5×奥行10.9×高さ4.0cm


側面をのぞく角度より

月香初期から中期の作品と思われます
四面に窓を切った意匠はすこぶる斬新です

今まさに果実を啄ばまんとする瞬間を活写した鳥の描写は、超一流の筆力です
月香の絵師としての才能は並大抵のものではありません、みごと

月香作品の中でも最高峰に位置する作品です
長方鉢の形も新鮮

まったくの無傷


もう一方の正面は唐子(からこ)の図
無邪気な愛らしさにみちた童子が戯れています


両側面は山水画


現在の作風との相違がわかる鉢裏の図


落款