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2016年1月26日火曜日

春待ちの盆栽たち

大寒が過ぎて2月4日の立春まであと10日
このところの本格的な寒さにもめげず、盆栽たちも健気にがんばっています

我が家の冬囲いのムロのようすをごらんください
このところ太陽の光線の強さが各段に強くなってきています


太陽の光りに輝く盆栽たち


芽はまだ動いてはいませんが
身体の内部では間近に迫った春に備え、徐々に活動をはじめています


毎年のことですが、この時期の盆栽たちを見るとき
私は何故かスタートラインに立つランナーの姿を思い浮かべるのです

雄々しく勇気に満ちたその姿
美しいものです


日の光りの輝きと日陰の濃さの対象が
春の近さを物語っています

さあみなさん
張り切っていきましょう

追伸

ところで石灰硫黄合剤の消毒
やりましたか?

2013年3月26日火曜日

段階的にムロ出し

かなり寒さが厳しかった冬の間は、まさか桜の開花が例年より10日も早いとは予想できなかったですね
3月に入ってから暖かい日がつづいたために、木々は一気に休眠から覚めて活動を早めたようです

今年の気温の変化とは逆に、暖冬が続いたあげくに植物が休眠から覚める3月になってから
寒が戻って気温が上昇しない日々が続いたりすると、案外に桜の開花時期が遅れる年もありますね

やはり、冬は少々寒くとも、季節の変わり目がある程度はっきりしていれば
植物は順調に休眠期から覚醒し、活動期への移行がスムーズにいくようです

ということで、今年のムロ出しも例年よりも2週間ほど早めに始動
例年のことですが、特に今年は特に慎重に進行中です

作業は昨日(25日)です
気温は低いながらムロ出しにぴったりの曇天でした


集中治療室(ICU)と名付けられたハウス内のトンネル
挿木苗や荒治療をした種木などを残すのみで、ほとんど空っぽ状態です


今春に植替えしなかったミニの雑木類や寒さに敏感な杜松ミニなどは
遅霜の心配があるのでまだムロ(日当たりはよし)の中

ムロ出し後にもっとも注意することは遅霜と水切れ
遅霜は最低気温が5℃以下になる晴天で無風の明け方に降りやすいので、天気予報は見逃せない


植替えたミニの雑木類はまだまだムロ内で待機
遅霜と乾燥に注意して保護を続けます


ムロに入りきれない雑木の種木などは、ひとまず棚下で外気に慣らします


置き場所の関係もあり、やや大きめの盆栽や種木類は直接棚へ出しますが
場所さえあれば、ひとまず棚下で外気に慣らすのが常道です


杜松をのぞく松柏類は、いきなり棚上で大丈夫、もちろん植替えしたものもです
どんどん日光に当てて鉢を温めて根の活動を促します

置き場所の関係もあって、以上のようにケースバイケースで段階的にムロ出しをしましたが
とにかく、ムロ出し作業は曇天の日(その後に雨が降るようなら最高)を選ぶこと

若いころはわざわざ雨の日を選んだものです

(重要)風の強い日や晴天の日は絶対避けましょう

理由は、湿度の高いムロ内から急に乾燥の激しい場所へ移すと
動き出した新芽や新葉を傷める恐れがあるからです


最高最低温度計(左が最低気温)

ところで、ムロ出しを終えた翌日(26日)の早朝の最低気温は約4℃でした
案外低かったようですが、曇天であったために霜の被害はありませんでした

でも、快晴で無風の夜だと最低気温が5℃くらいだと遅霜が降る場合があります
くれぐれの天気予報を見逃さないようにしましょうね

よく新芽や新葉が霜に焼かれて
真っ黒に変色した雑木類にお目にかかりますよ

では

2010年12月23日木曜日

冬囲い作業

例年にくらべてやや遅めの冬が囲い作業を、先週の18日(土)行いました
11月末から12月中旬にかけての冬の入り口が暖かったためです

盆栽仲間たちの多くも、例年よりも2週間から3週間くらいのズレを心がけたそうで
やはり、2~3回強い霜に当ててから囲うという鉄則には忠実に従っているようです

強い霜に当てて完全に冬の到来を実感させるのは
盆栽の季節感を狂わせないために非常に大切なことですね

さて、いつものように市内の友達の大山さんと宮山さんの二人が手伝いに来てくれて
慣れた手順で作業はすいすいと進みました


まずは棚の盆栽をすっかり片づける
我が家ではこの棚下の空間をもムロとして活用します


小品盆栽用の移動式の棚をタワシで水洗い
1年間の水垢の汚れを落とさないと木の棚はすぐに腐ってしまいます

毎年2回くらいは掃除しているので
写真の棚は20年以上使ってるんですよ


骨の折れる棚掃除は私の仕事
お手伝いはコンビを組んでムロ組み立て作業は順調ですが、私はひとりでタワシで棚磨き(;´д` )


小品盆栽用のムロは組み立て式
コンビで仕事をすると能率が上がります


棚下の周囲の三方をコンパネとビニールで囲い、南側には巻き上げ式の扉をつけます
寒中の一時期には鉢土が軽く凍ることもありますが、これくらいの方が過保護になりません

2010年4月15日木曜日

ムロ出し一応完了

4月に入っても天候が定まらず気温が乱高下
春先の陽気の不順は毎年のことですが、今年は格別のようです

寒暖の差が10℃以上あると、暖かい日じゃ嬉しくなりながらもなんとなくかったるかったり
寒い日には真冬のように厚着で暖房したりと、けっこう自己防衛にも忙しい

だがとにかく、この季節の盆栽人にとっては
なんといってもムロ出しのことが頭から離れませんね

毎年3月中旬になるころから、習性として気にはなり始めるのですが
今年のように桜開花予報が大幅に外れるようだと、ムロ出しのタイミングが非常に難しい

暖冬のうえ早めとの桜開花予想が出て、今年は例年より早めのムロ出しかな、と思っていたら
桜の蕾が膨らみかけたころに思いがけない強風が2回も吹きました

そのあとは寒暖の差が激しい日々の繰り返し
これじゃたまらん!

とはいえ、盆栽たちの季節を計る時計は狂ってはいません
こんなめちゃめちゃな気候にもめげず、しっかりと時を刻んで春の爛漫を迎えつつあります

先週の土曜日(10日)にムロ出し完了
でも「一応」の但し書き付きは例年通りのことで、まだまだ油断はしていません

いつでも逃げ出す心の準備は怠ってはいけません

3月下旬のあの強風のように、4月に都心に雪が降ることだって過去にありました
突然なにが起こるかわかりませーん!


関東では最低気温が5℃くらいまで下がる日があるでしょうが
遅霜と強風が予想されない限り、このまま戸外でがんばるつもりです

ムロ出し直後でもっとも気をつけるのは、その遅霜と強風と乾燥です

強い風が吹いたら葉水をやってください
鉢の乾燥にも気をつけてくださいね

2009年12月24日木曜日

冬囲いいろいろ(重要)

みなさん。今年の冬囲いはもうすみましたか?

毎年やっている人はほとんどすんでいるでしょうが
なかには特別には何もしないという方もいるんですよ

私の住む松戸市は千葉県の内陸部なので、屋外の鉢はすでに凍っていますが
それでも冬囲いをしないで何十年も通してしてきている人もいますし

また同じ千葉県でも、海よりの房州地方はおそらく寒中でも凍らないと思いますが
毎年必ず冬囲いを励行している人もいるんです

そうなると実際には、やったほうがいいか、やらなくとも大丈夫か?
の答えが欲しくなりますよね

となると、盆栽屋.comの答えは「やるべし!」
例え凍らなくとも、例え霜が降らなくとも、断じて「やるべし!」

実行することは実行するとして、そのあとは
簡易ですますか、厳重にやるかの問題だと思いますね

みなさんの所有する盆栽の大きさや樹種や樹勢
また盆栽置き場の条件などを総合的に判断して冬の保護法を決めればよろしいでしょう

さて、前置きが長くなりました
実際の冬囲いの実例を見る前に、過去のつれづれ草を参照してくださいね

2009/01/20  2008/12/13



南側の日当たりのいい軒下で風よけ

中品以上の松粕類はこれで十分
冬でも鉢がよく乾くので水切れには十分注意が必要ですよ



周囲の風よけをした棚下へ保護

南側は開けっ放しなので寒中は少々凍りますが、日中には溶けるので大丈夫
夜間に全面を塞いでやれば完璧なムロになりますね



片屋根式のムロ内の松粕類

鉢の小さなものや霜焼けぎみの松粕類は保護してやるといいでしょう
寒中過ぎるころになると葉の緑が濃くなり、春の芽出しも好調です



片屋根式のムロ内の雑木類

雑木類は繊細な枝先を乾燥した冷たい風から守ってやりましょう
また適度な湿度も欲しがりますから、晴天の日には葉水も忘れないように



たっぷりと葉水をもらった雑木類はきっと喜んでいるはず
寒冷地はともかく関東以西では、凍結よりも乾燥し過ぎでの失敗が恐ろしいですよ

まだ冬囲いをしていない人は、今からでも十分に間に合いますよ
それでは、がんばって!

2009年3月21日土曜日

ムロ出し

今年は暖冬で、桜の開花も例年よりもかなり早そうな予想
いよいよ盆栽人たちにとっても、ムロ出しのタイミングがやってきました

過去のつれづれ草を見ても1週間くらい早まっている感じですね



植替えた雑木類はまだまだ油断は禁物ですよ
片屋根のムロの中で外気に慣らすトレーニング中です

急激な気候の変動に備えて移動しやすいように
まだトレイに入れたままになっています



松柏類(杜松以外)は数日前にすべてムロから出しました
もともと寒さに強い樹種ですから、これから少々の寒さがきても移動することはありません

ちなみに、関東地方の今日のように、暖かい日が続いて明日が雨の予想の日
こういう日の夕方が最高のムロ出しタイミングです

晴れた日が続き雨が降らなければ、せめて気温の下がった夕方に出すようにします
新芽がほころび始めた雑木類など、いきなり晴天の乾燥した屋外に出すのは可愛そうですよ

ムロ出し直後の盆栽たちにとって何よりも必要なのは「湿度」です
葉水もそれを守る有効な手段の一つね

かわいい盆栽たちへ
慎重な配慮をしてあげましょう

2009年2月14日土曜日

ムロ出し準備

昨年の12月初旬から中旬にかけてが冬囲いの時期ですが
節分から立春を過ぎたら「ムロ出し」にむけての心の準備をしておくのも盆栽人の務め

ムロ出しの準備として心がけることは、冬のもっとも寒い間に保護されていた盆栽を
徐々に外気に慣らすことから始めます

ムロ出しへの準備は次のような手順で行います

1 寒中でも昼間のムロ内の温度が上がり過ぎないようにするのは当然ですが
  この季節には陽射しがかなり強くなってきているので、さらに気を使ってやりましょう

2 ムロの扉を開けておく時間を少しずつ長くして外気に慣らします

3 昼間は常時外気に当て、夜間のみ扉を閉めるようにする

4 比較的気温の高い日が続くころを見はからって、夜間も扉を開けっ放しにする

5 3月の中旬ごろまでは、雪や強風、遅霜など、天候の変化が激しい日々が続きますから
  その時々に柔軟な対応をして、盆栽たちの無事なムロ出しの日々まで気を緩めないでください

私も立春を過ぎたあたりで、(4)のチャンスがくるのを狙っていたんですが
寒い日々が続いたり、風の強い日があったりでうまくいきませんでした

ところが、今日の関東は20℃をこえるバカ陽気、ちょっと動くと汗ばむほどでした
このチャンスを見逃してはいけません!



向って右側のムロの扉は、今夜から閉めずに開けっ放しにします



このムロは雑木専用のムロで、奥の方に植替えたての盆栽も入っていますから
もうしばらく(3月中旬ごろまで)は夜間には閉めっきりにします

以上がムロ出し準備の心がけですが
ここで注意点

1 ムロの屋根や側面の風除けを取り外してはいけません

2 構造的に密閉できないムロの場合は、そのままにします

3 昼間の乾燥には、ますます気をつけましょう

4 地方の気候によって管理の時期に多少のヅレがあります

では、くれぐれも盆栽管理に怠りなく

2009年1月20日火曜日

ムロの保護一工夫

今日が大寒、これから立春(節分の翌日)あたりまで
一番寒い日々が続きます

昨日は気候が緩んでムロの中は3度もありましたが、これは異例のことで
寒中のムロの中の早朝の気温は、ご覧のように氷点下まで下がっています

それでも画像でもおわかりのように、鉢土の表面の雑草が青々としていますね
やっぱりムロで囲ってやると、屋外との環境の差は歴然です



ところで、早めの植替えを始めた場合に、やはり氷点下になるとちょっと気持ちが悪いもので
毎年大丈夫とは思いつつも、頭の隅で心配はつきません

そんな方への簡単なアドバイスを一つ



寒さに弱い樹種や植替えたばかりのものには
ご覧ののようなビニール(新聞紙でもよい)を頭からフンワリをかけてやる

このたった一枚のビニールや新聞紙が意外な効果を発揮するんですね
早朝に観察すると、ビニールに覆われた鉢は凍っていませんよ

人間で言うところの、重ね着の原理
小枝を傷めないように実行してみてください



寒さに弱いくちなし(赤い鉢)も元気
ビニールでの覆い方をちょっと工夫すれば、小枝に直接触れないようにもできますね

それでは

2008年12月13日土曜日

冬囲い(重要)

みなさん、冬囲いの作業はすみましたか?
すんでいないひとは、年内くらいにはやっていただきたいですね

私の住む千葉県の内陸部では、初霜の降り始める12月の初旬ごろを目安として
毎年、遅くとも年内に終わるように心がけています

しかし、早すぎてもいけない
強い霜に2~3回当てて、盆栽たちがしっかり眠ってから囲うようにします

冬囲いの設備や置き場所の最低条件は

1 霜や雪が当たらない
2 冷たい北風に直接当たらない
3 鉢内がひどく凍らない程度の温度が保てる
4 日中と夜間の温度差が小さい
5 適当な湿度がある

などを満たせば十分です
それでは、挙げた5項目について詳しく解説してみましょう

1については、みなさんおわかりですね
ですから、他の4項目がやや満たされていれば、片屋根のベランダの隅でもいいわけですね

2は大切な条件ですよ
枝先の繊細な雑木類などは、冬の乾燥した冷たい風が大嫌いなのです
簡易な施設であっても北と西側は必ず風除けをしましょう

3は案外に誤解されたいる条件です
これは、「表面がやや薄く凍っても日中には必ず解ける」という程度
ですから、許容条件はかなりゆるくて、少々凍ったって大丈夫
つまり、冬囲いの施設は温室でなくってもいいので
「過保護は禁物」

4も大切なこと
人間も植物も同じで、激しい温度差が身体にこたえるのですよ
ビニールやガラス戸は遮光ネットなどを張って、日中の温度を上げないように工夫しましょう
もっとも松柏類には日光を当てたいので、雑木類と区別して保護する方がいい

また日中の温度が上がりすぎていると、来春早くに芽が出てしまい
徒長の原因にもなるしムロ出しのタイミングも難しくなります

5も大切
繊細な枝先などは乾燥には弱いものです
冬であっても日中の暖かい時間帯に霧水をやるなどの配慮も必要でしょう



盆栽.comの冬囲い

棚の上と側面をコンパネとビニールで囲い、南口を開けたムロと
コンパネの片屋根の組み立て式ムロ

夜間は南口はビニールを幕のように垂らして防寒しますが
松柏類には防寒幕は使いません



棚下のムロ
下が地面なので湿度が保てます

しかし、寒中には鉢土の表面がやや薄く凍ることもありますが、日中には解けます
盆栽にとってはこのくらいが最適な保護なのです



片屋根式のムロ
寒い日にはビニールの防寒幕は開けないでおきますが
晴れた日には温度が上がってしまいうので開けっ放し

それでは、まだ冬囲いをしていない愛好家さんたちは、そく実行!

そして、不十分と思う人は追加作業
過保護の人は↑の条件をよく読んでください

2008年4月1日火曜日

ムロ出しのタイミング

私の住む千葉県松戸市付近では、このところ暖かい日が続いて早くも土日に桜が満開
しかし、無情にも、昨日の月曜日には一日中冷たい雨が降りました

そして今朝はかなり気温が下がって、おまけに北西風も強まってきて、さながら天気は「春の嵐」模様です
まったく春の天気は変りやすいですね

おそらく関東以西では、ほとんどの盆栽人が「ムロ出し」を完了していることでしょうが
今年のように、桜が意外に早めに咲くような春は、まだまだ油断ができませんよ

開きかけた柔らかい新葉を、冷たい風や乾燥から守ってやりましょう

私は、4月の半ばごろまでは片屋根式のムロを用意し
植え替えた雑木類などは、陽には当てますが風には当てないようにしています


片屋根式のムロの中


ムロの中は案外に乾きますよ
油断は禁物、水やりには細心の注意が必要です

このように、新葉が固まって気候が安定するまでは
天候の変動に注意をおこたらないように、そして適宜に対処するように

では